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LCA・環境なら株式会社Green Guardian

導入事例

株式会社未来創造部

未来創造部ご担当者

地域経済と気候変動の緩和、生態系保全に貢献

製炭炉によるカーボンマイナスの実現を世界に広める

株式会社未来創造部
代表取締役副社長 光村智弘さん

会社紹介

2020年に創業し、静岡県熱海市に本拠地を置く。
熱海の海での藻場の再生によってCO2を吸収するブルーカーボンや地域の未利用資源を適切な形でバイオ炭にする炭化プロジェクト、社会問題の発見と解決に関心を寄せる様々な企業や地域と連携するソーシャル・イノベーションのためのATAMI社会課題ラボなど社会貢献型のサービスを多数展開する。

当社にご依頼いただいた背景

(課題・ニーズ、依頼した決め手や理由)

これまで、端材や剪定枝、農作物の残さなどの多くは、燃焼されたり、放置されて微生物によって分解されたりすることで、気候変動をもたらす二酸化炭素の排出源となっていました。

これらの未利用資源を適切な形でバイオ炭(バイオマス資源からつくられた炭)にすることで、地域経済と気候変動の緩和、生態系保全に貢献することができるのではないかと考えていましたが、気候変動の緩和の部分だけは、なんとなくのイメージのみで本当にCO2を削減できているのか、どの程度削減できているのか?が分からず、自信を持てない状況で本腰を入れてこのプロジェクトを進めることができていませんでした。

地球の炭素循環図と地域の資源循環図

依頼した所感、効果、活用

私達にとってLCAの計算は初めての経験でしたが、一緒にやって頂いたお陰で、どんな情報が必要なのか、どこまでの範囲をやるべきなのか、また都度出てくる疑問もすぐに解決することができ、当初抱いていた「LCAは、なんとなく大変そう、難しそう」という印象をいい意味で裏切ってくれました。


結果としても、作った炭を土中に埋めれば、どんどんカーボンネガティブ(CO2が減る)に繋がることが分かり、安心しました。

実は小野さんから「必ずしも良い結果になるとは限りませんが、それでも宜しいですか?」と最初に聞かれていたので、心配していたのですが、それでもやって良かったです。

実質的には、CO2はマイナスですが、作業工程でCO2が発生しているポイントの大小が分かりましたので、よりCO2を減らすにはどうしたらよいかを検討でき色々と改善に繋がったのも収穫です。


これらの結果を基に資料を作って、営業時に顧客に説明できるようになったというのも大きいですし、きちんとLCAをやって数値的な議論をすることができるようになりましたので、顧客受けがとてもいいです。

試しに日本最大の環境展示会エコプロダクツに出展したのですが、環境に配慮する企業にはその傾向が強いと確信しました。

今後の目標や展望

まずは、日本全国1自治体1つは製炭炉を置くようにして地元の方がどんどん炭化できるようにしたい。

そうすれば、各地の未利用資源を使って、地域経済と気候変動の緩和、生態系保全に貢献することができます。

そして、ゆくゆくは世界で同じようなことが展開できればいいなと思います。

まだまだ始まったばかりの取り組みですが、「ローカル」に軸足を置きながら「グローバル」につながり、「研究・調査」に裏打ちされた「実践」活動を進めることで、「持続可能で幸せな社会と未来」を創る一助になれれば幸いです。

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