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【最新版リリース】IDEA Ver.3.5登場!Ver.3.4との違いをLCAコンサルタントが徹底解説

  • 執筆者の写真: o a.
    o a.
  • 21 時間前
  • 読了時間: 5分

こんにちは。

LCAコンサルタントの小野あかりです!


先日、LCA原単位データベースのIDEAから新たなバージョンがリリースされました。

本コラムでは、

「実際に何がどのように変わったの?」

という部分に焦点を当てて解説をしていきたいと思います。

最後には"よくある質問"としてQ&Aも載せていますので、

ぜひ最後までお付き合いください。



目次



1.そもそも「IDEA」とは?

IDEA(Inventory Database for Environmental Analysis)は、産業技術総合研究所(AIST)による日本発のLCA原単位データベースです。

製品やサービスのライフサイクル全体にわたる環境負荷(GHG排出量、エネルギー、水資源など)を定量化するための「基準値(原単位)」を、日本の産業構造・統計データに基づいて整備。Scope3排出量の可視化や、カーボンフットプリント(CFP)表示、SBT・TCFD対応など、企業の脱炭素経営に欠かせない基盤ツールです。



  2.Ver.3.4とVer.3.5の主な違い

比較項目

Ver.3.4

Ver.3.5(新)

コメント

データ数

約5,300プロセス

約5,600プロセス

再エネ・物流・建設系を中心に約300プロセス追加

対応年次

2015年基準

一部2020年相当のデータ反映

国内排出原単位・発電データなどが最新化

カテゴリ

食品・エネルギー・製造業中心

再エネ、物流、建設など重点強化

Scope3カテゴリ対応力が向上

モデリング

一部簡易推計あり

詳細なプロセス分解・多段階処理導入

サプライチェーン全体を精緻化

Ver.3.5は、近年の社会変化や実態を反映し、より精度の高い環境負荷評価を実現します。



  3.GHG排出量が“4倍”に?! 原単位によって数値が大きく変わる背景

Ver.3.5では、一部の原単位においてGHG排出量がVer.3.4比で大きく変動。中には4倍以上に増加したケースもあります。

➡ なぜ、こんなに変わるのか?


原因

内容

統計データの刷新

原材料・エネルギー消費の最新実態に更新

モデリングの精緻化

省略されていた副資材・輸送・製造工程の追加

サプライチェーン再構築

調達地・物流手段・製造フローの見直し

これは「厳しくなった」のではなく、より現実を反映した結果です。算定時には「なぜ増えたのか」を正しく理解し、社内外への説明責任を果たすことが重要です。



  4.IDEA Ver.3.5がもたらす実務インパクト

  • Scope3カテゴリ1・4・9の精度向上

  • 再エネ導入・リサイクル活動の“見える化”が強化

  • 建設・インフラ業界でもLCA活用が進めやすく

  • CFP・EPD等での外部説明の説得力が向上


IDEA Ver.3.5は、Scope3算定や環境経営の“次の一歩”を支える存在になっています。



  5.【よくある質問(FAQ)】実務担当者の素朴な疑問に答えます


Q1. 「原単位が4倍に増えた」と聞いて不安です。なぜそんなに変わるの?

A1. 統計データの刷新やモデリング精緻化によって、今まで見えていなかった排出要素が算

  定に加わった結果です。

  「本来そうあるべき姿」が反映されたため、増えたように見えるだけです。


Q2. 自社はVer.3.4を使っていましたが、Ver.3.5にすぐ切り替えるべき?

A2. 既存評価中の案件は3.4で統一、新規算定やCFP等では3.5が推奨。

  用途別に使い分けつつ、社内ルールを整備するのが現実的です。


Q3. Scope3算定におけるVer.3.5の強みは?

A3. Scope3カテゴリ1(調達)やカテゴリ4・9(輸送)の算定精度が大きく向上。再エネや

  物流、建設分野もカバーし、脱炭素活動の見える化が進みます。


Q4. IDEA Ver.3.5を使うときの注意点は?

A4.過去データとの比較時に「バージョン差分」を確認    ② 排出量増減の背景を説明できる資料を準備   この2点が重要です。

Q5. ecoinventとの違いは?

A5. IDEAは日本の産業構造や統計に即した“国産DB”。一方、ecoinventは国際標準や欧州系

  のデータが強み。用途・報告先に応じた使い分けが求められます。


各データベースの解説をしているコラム記事もありますので、ご興味がありましたらぜひご覧ください!


記事1:LCAに欠かせない原単位とは?データベースの種類や選び方のコツを専門家がわかりやすく解説(https://www.greenguardian.co.jp/post/intensity)


記事2:【2025年版】世界の原単位データベースとその潮流について:LCAコンサルタントが徹底解説(https://www.greenguardian.co.jp/post/database0304


記事3:LCA原単位の完全ガイド:よくある質問15個をLCAコンサルタントが回答(https://www.greenguardian.co.jp/post/lca_intensity




  6.おわりに

IDEA Ver.3.5は、単なる「プロセス数の増加」や「数値の更新」にとどまらず、“いまの日本社会の実態”をLCA評価にきちんと反映させるための進化であると言えます。


株式会社Green Guardianでは、こうした動向に合わせて、企業様がより信頼性ある排出量管理やLCA導入を進められるよう、以下のような支援を行っています:


  • 適切な原単位データベースの選定

  • 独自原単位の開発

  • Scope 3排出量の可視化・削減支援

  • 製品単位でのGHG排出量の可視化・削減支援

  • 出口戦略まで見据えた伴走型コンサル



私たちだからこそできるサポートがあります

「株式会社Green Guardianという社名を、今日初めて聞いた」という方もいらっしゃるかもしれません。確かに、知名度では大手に及ばないかもしれません。

しかし、私たちには確かな実績と、現場を深く理解する専門家がそろっています。

大手企業をはじめとした多くの企業様に対するコンサル実績もあり、Scope 3やLCAのような実務で差が出る領域において、「本当に使える伴走支援」を提供してきました。


さらに、地方に拠点を置き、少数精鋭の体制をとっているからこそ、無駄なコストをかけずに、質の高いサービスをより適正な価格でご提供できるのが強みです。


「高額なコンサルを導入して失敗したくない」

「でも、しっかりした実績を持つ専門家からの支援は受けたい」

──そんな思いをお持ちの方にこそ、当社をご活用いただきたいと考えております。


もし少しでも気になっていただけたら、初回無料相談も受け付けておりますので、

まずは下記「お問い合わせ」ボタンよりお気軽にご相談ください。


社員のプロフィール


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