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インターンOBへのインタビュー記事

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日本LCA学会 表彰式にて
日本LCA学会 表彰式にて

学会受賞・博士号取得・助教就任へ

長期インターンで培った“研究と実務をつなぐ力”


Green Guardianで長期インターンとして活躍していた杉山弦太さんが、このたび日本LCA学会(2026.03.03-05)で優秀口頭発表賞を受賞し、さらに博士後期課程の審査に合格、博士号を取得されました。今後は早稲田大学の助教として活躍される予定です。

今回、杉山さんに、Green Guardianでのインターン経験を振り返っていただきました。どのような業務に携わり、何を学び、その経験がどのように研究成果や現在のキャリアにつながったのか。お話を伺う中で見えてきたのは、研究と実務を往復することで磨かれる、本質的な力だと感じました。



博士後期課程1年から始まった、2年間の長期インターン

杉山弦太さんは、早稲田大学大学院で博士後期課程に在籍し、LCA、とりわけビッグデータ駆動型LCAを専門に研究してきました。

Green Guardianでのインターンは、博士後期課程1年生の時にスタートし、約2年間にわたって続きました。きっかけは代表である小野からの声がけで、実際に参加してみると研究だけでは得られない多くの学びがあったといいます。

主に携わったのは、社内開発業務、ケーススタディ、そしてScope3の算定サポートです。特に企業案件に関わる中で、研究とは異なる実務ならではの視点や難しさに向き合うことになりました。



研究とは違う、実務ならではの難しさと学び

杉山さんが印象深かった経験として挙げたのが、企業向けの算定支援のサポートです。研究では、LCAの算定結果を示すことが中心になりやすい一方、Green Guardianの実務ではその先まで考えることが求められます。単に精緻な算定をして終わるのではなく、クライアントにとって何が重要なのか、どのように整理すれば意思決定につながるのか、どこに改善や提案の余地があるのか、あるいはクライアントが気付いていないニーズがないかまで考え抜く必要があります。

杉山さんは、Green Guardianでの経験を通じて、実践的で、クライアントのために考えを巡らせる仕事に触れたことが、研究とは異なる難しさであり、同時に非常に良い学びだったと振り返ります。

「研究では、自分の問いに対して深く掘り下げていくことが重要ですが、実務では相手にとって意味のある形で整理し、伝え、活用してもらうところまで考えなければなりません。その点は難しさがありましたが、とても実践的で、大きな学びになりました」



ケーススタディやScope3算定サポートで得た力

インターン期間中、杉山さんはケーススタディScope3の算定サポートに取り組みました。こうした経験を通じて身についたのは、分析そのものの力だけではありません。

たとえば、結果のまとめ方、報告書の整理の仕方、企業にとって意味のある視点での解釈、そして次のアクションにつながるように考える姿勢など、実務の現場ならではの力が養われました。

さらに、Green Guardianでの業務では、単一の環境負荷(例えば、CO2)だけではなく、複数の環境負荷評価や複数の影響評価に着目して分析する機会がありました。研究では特定のテーマを深く掘り下げることが多い一方、実務では多面的に捉えることが求められます。そうした経験を積んだことで、杉山さんは、LCAをより広い視野で捉え、結果の意味を多角的に考える力を伸ばしていきました。

研究では、結果の正確性や新規性が重視されます。一方で実務では、正確性に加えて、「この結果をどう読み、どう意思決定につなげるか」が重要になります。杉山さんにとって、そうした観点を実地で見て学べたことは大きな財産になったようです。



学会受賞につながった研究テーマ

「エアコンを対象としたビックデータ駆動型ライフサイクルアセスメント」

杉山さんが日本LCA学会で発表し、優秀口頭発表賞を受賞したテーマは、「エアコンを対象としたビックデータ駆動型ライフサイクルアセスメント」です。

この研究では、エアコンの使用段階におけるビッグデータを活用し、より精緻で実態に即したLCAの可能性を探っています。ビッグデータを取り入れることで、従来の平均値ベースの評価では見えにくかった実態や差異を捉えやすくなり、LCAの活用可能性はさらに広がります。こうした研究を進めるうえでも、Green Guardianでの実務経験は確かな意味を持っていたといいます。特に、結果をただ示すだけでなく、その結果をどう解釈し、どう社会や組織に活かすかという視点は、実務を通して磨かれたものでした。

研究と実務を両方経験したことで、LCAを単なる分析手法としてではなく、実際の意思決定や社会実装に結びつくものとして捉えられるようになったことが、今回の研究成果にもつながっているようです。



Green Guardianでのインターンの良さは、人と環境と成長のしやすさ

杉山さんが語るGreen Guardianの魅力の一つは、職場環境のアットホームさでした。

雰囲気が柔らかく、人柄のよいメンバーが多い一方で、仕事に対してはしっかり向き合う文化や程よい距離感がある。そうした環境の中で、安心して挑戦できたことが印象に残っているそうです。

また、単に指示された作業をこなすのではなく、任せてもらえる風土があったことも大きかったといいます。指示された内容は自分で考えながら仕事を検討する余地があり、その中で成長を実感できたことは、長期インターンとして非常に価値のある経験だったようです。

さらに、業務を進める中では、的確な指摘を受ける場面も多く、それが実務力を磨くうえで大きな支えになりました。厳しさではなく、よりよいアウトプットにつなげるための本質的なフィードバックがあったからこそ、研究だけでは得られない気づきが積み重なっていったのだと思います。

加えて、専門領域の異なるメンバー同士で勉強会を行い、知見を共有し合う機会があったことも、杉山さんの成長を後押ししました。専門分野や実務経験の異なるメンバーから学べる環境は、個々の知識を広げるだけでなく、LCAを多面的に捉える視点を養ううえでも有意義だったようです。



実務経験は視野を広げる機会になる

杉山さんの歩みから見えてくるのは研究者になる、ならないにかかわらず、実務経験が非常に大きな意味を持つということです。

LCAは、分析するだけでなく、その結果を企業や社会の中でどう活かすかが問われる分野です。だからこそ、研究と実務の両方に触れることで、視野は大きく広がります。

Green Guardianでの経験を通じて、杉山さんは、専門性を深めるだけでなく、それを相手に伝え、活かしてもらう力、そしてクライアントの課題に寄り添って考える力を培ってきました。また、複数の環境負荷や影響評価を横断して捉える経験、メンバー同士の学び合いの機会は、研究だけでは得にくい実践的な視野を育てるものだったといえます。

それは、今後のキャリアを築く上でも、きっと大きな強みになっていくはずです。



おわりに

杉山弦太さんの、学会受賞、博士号取得、そして助教就任という歩みは、努力と専門性の積み重ねによる素晴らしい成果です。そしてその過程の一部に、Green Guardianでの2年間の長期インターンがあったことを、私たちもうれしく思います。

Green Guardianは、LCAをはじめとする環境分野の専門性を、実務の現場で活かし、育て、社会につなげていくことを大切にしています。研究と実務の間を行き来しながら成長したい方にとって、その挑戦を後押しできる場でありたいと考えています。

杉山さんだけでなくインターンOBOGとは引き続き良い関係性を維持しつつ、ポイントポイントで繋がっていきます。




また、私たちGreenGuardianでは、LCA(ライフサイクルアセスメント)をベースにしたサポートや、現場目線でのコンサルティングを通じて、脱炭素やサステナビリティ対応をお手伝いしています。

「何から手をつけたらいいか分からない」という方も大歓迎です。気軽に話せる【LCAまわりの“コンサル”】として、お困りごとを一緒に整理するところから伴走します。

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